塩化カルプロニウムとは

塩化カルプロニウムとは

 塩化カルプロニウムとは、内服薬として胃の諸症状を改善する薬として使用される一方、育毛剤の有効成分としても外用薬で使われている成分です。円形脱毛症、悪性脱毛症、びまん性脱毛症、ヒ糠性脱毛症、壮年性脱毛症といった症状の治療で処方されることがあります。市販品としては、第一三共ヘルスケアから販売しているカロヤンシリーズに含まれていることで知られています。

 塩化カルプロニウムは局所血管拡張作用があります。塗布により頭皮の血行を促進し、毛乳頭を活性化することで、育毛を促進させる効果が期待できます。塩化カルプロニウムは、日本皮膚医学学会が発表した男性型脱毛症ガイドラインにおいてC1の評価がなされています。フィナステリド、ミノキシジルといった成分はA、自毛植毛がBといった評価がなされていることから、これらに比べると、塩化カルプロニウムの効果は若干落ちるといった判定になっています。そのため、男性脱毛症がそれほど進行していないが、抜け毛が気になるといった人には予防対策品として有効といった見方をされることが多いです。

 塩化カルプロニウムの主な副作用としては、発汗、刺激感、熱感などが挙げられます。ミノキシジルのような重篤な症状には至らないとされていますので、その点ではリスクが低くなっています。ただ、中には悪寒、嘔吐といった症状が現れる場合もあるので、注意しましょう。また、気管支炎喘息や消化性潰瘍、甲状腺機能亢進症、てんかん、パーキンソン病、重い心疾患などを患っている方の使用は禁止されています。

↑ PAGE TOP